うさぎが泣いた

作者きんぎょ

美鈴は子供の頃の記憶がないまま、岡倉家に養女として引き取られた少女。同級生の間で、成績優秀、品行方正、近寄りがたい存在だと思われ、少し浮いた存在になっている。養母が病気にかかり、養父の愛人と暮らす事になった彼女の前に、幼なじみだと名乗る男の子が現れる。その彼が言うには、昔の美鈴は泣き虫で、甘えん坊な子供だったと。そして、彼の初恋の少女だと告白されるのだが……美鈴には、気になる男の子がもう一人現れて……。