テニスボール

作者スゥ

私立中に毎朝電車通勤の絢萌。視力のよかった彼女は最寄り駅から3つ目の駅をすぎたところにある学校で毎朝一人テニスのサーブを練習しているある男子生徒を電車から眺めていた。それが彼女の日課でもあった。そしてだんだんその真剣なその姿に惹かれていく―…