かぼちゃパイとラズベリー〈Ⅰ〉

作者いろは

ちょっと現実に疲れたときは心の休憩をしませんか?辛いことがあっても明日は幸せになれる。そんな想いを詰めた、ちょっと不思議で、素敵な物語が貴方を待っています・・・。

     西の森にある、古ぼけた家。


    たまに魚の釣れる、綺麗な小川。


     林檎の木がある、小さな庭。 


    暖かな暖炉に、ソファーと外套。


 赤銅色のフライパンには目玉焼きとベーコン。



 古い古い昔から、何も変わらない暮らしたち。


変わらない幸せは気づかないけど近くにあるもの。


     きっと、貴方にだって―――


      

  西の森に住む機械技師と黒猫。そして、

     

    今日も変わらないクロナのお話。