>南海地震(なんかいじしん)。
紀伊半島の熊野灘沖から四国南方沖を震源とする周期的な巨大地震の呼称。
この付近ではフィリピン海プレートが南海トラフで日本列島の下に潜り込むため、
たびたびM8級の海溝型地震が100~150年周期で起きている。
21世紀中の発生が予想される東海地震・東南海地震とならぶ大規模地震として、
地質学者・地震学者から注目されている。
ごく近い時期の発生であったものとしては1946年(昭和21年)12月21日午前4時19分04秒、
和歌山県潮岬南南西沖78km(北緯32度56.1分、東経135度50.9分、深さ24km)を震源として発生したM8.0の昭和南海地震がある。
なお、南海地震は過去1,000年余りの地震活動の記録が残されている世界的にも例をみない地震である。