不思議がーる【完】

あらゆる味を楽しめる恋愛 かつて、あらゆる登場人物の視点から高校生活を描こうとして、挫折した者から一言…お見事！ 初めは何となく文字を眺める要領で目を通していましたが、前橋さんの見た目は平凡だが個性が強く、変人呼ばわりされて次第に人の輪の中に入るのを諦めていったキャラに何故だか親近感を覚え、そしていつの間にかあとがきにまで至っていました。 二野さんや谷岡くんの恋のきっかけから失恋までの顛末も丁寧に描かれており、尚且つ救いの道まで匂わせている点も読後感をよくしていると思います。 二人の後輩、そしてたまに手を下しつつ見守る七瀬川先生の御陰であらゆる味が堪能できました！

恋の結果が生み出すものは 何気ない気持ちで読み始めたら、ついつい夢中こいて最後まで読んでしまいました。 それぞれの視点から角度から物語が楽しめて、それによって進んでいくストーリー展開は最高にドキドキします。 七瀬川先生の教師なのに教師っぽくないところがツボでした。 危うく禁断の恋になりかけるところでしたが、芽衣子と直哉ふたりのことも温かく見守る…そんな七瀬川先生が大好きになりました。 誰かと誰かが結ばれれば当然、泣く者、傷つく者も現れる。 谷岡くんもしかり、愛ちゃんもしかり。 だけど、それは無駄なことなんかじゃなくて、自分を成長させる素敵なスパイスとなる。 この作品を読んでそう感じさせられました。 ただのラブストーリーではなく、心に迫りくるものがありました。 ですがやっぱり恋を知らなかった芽衣子が直哉に恋し、そして結ばれて、ハッピーエンドでよかったと心から思います。 素敵な作品に出会えたことに感謝です。

ハル

2011年6月26日

初々しい♪ 千葉くんは、けっこう純情で、かわいいと思いました! 前橋さんのキャラもいい味を出してました!! 素敵なお話ありがとうございます。 心が温かくなりました。 これからが楽しみです！ 頑張ってください♪