恋愛写真：卒業【完結】

前に進む事 いつまでも忘れられない恋。 心の中にある恋。 それが長い間一緒にいて、時間をかけて育てたｷﾓﾁならなおさら、忘れるｺﾄは難しいものなんだと思います。 幼なじみという関係を壊すのが怖くて、ｷﾓﾁを打ち明けず離れるｺﾄを選んだ幸ﾁｬﾝ。 引っかかっていたｷﾓﾁからの卒業のｷｯｶｹをくれた今の彼女。 きっと幸ゃんは、初恋から卒業したｱﾄ、「今」大切な人に会いに行ったんだと思います。 胸が苦しくなって、切なくなって… でも暖かくて、何かをくれるようなお話でした。

良作 情景描写・真情描写共に安定しており、安心して読み進めることができる文章でした。 ただ大学に入って行動が激変した理由が少し弱かったと思いますね。 あと、ページ数の割に少し誤字が多かったかな。 恋愛小説としてはかなり書き込まれた良い作品だと思います。

引きずる想いにピリオド。 ずっと胸にからまったままの想い。忘れられない人。そんな気持ち、よくわかります。 ついに、その人が他の誰かと結婚。 主人公、幸人は、そのまま逃げていたい気持ちを推して、きちんと想いを告げ、結婚を祝福することによって、引きずり続けた想いから解放されるのです。 悶々とした気持ちが霧の晴れるようクリアになっていく様が表現され、読後感のよい素敵なお話でした。 卒業おめでとう！