その日は雨が降る日でした

作者ゆさ

その日は雨が降る日でした


いきなりの大雨で学校を出れずにいる時でした



「ねえ、雨」


「うん」


「雨は雨が好きか?」


「何それ、ダジャレ?」


「ううん、本気で聞いてる」


「雨か..私はね」


「うん」


「...大嫌いだよ」


「え..?」


「いつも役に立たずに地面のそこに落ちていく雨が私は嫌い」


「......」


「だからそんな雨と似ている自分も嫌い」



そうゆう自分が大嫌いで堪らなかったその日は


大嫌いな雨が降る日でした