スリープドーム

作者さなか

彼女は、ただ眠り続ける


まるで、100年も眠り続けてしまうかのように


日が昇っていることに気付かないように



長いまつげに涙の雫をつけたまま


眠り続ける



夢の中の彼女はきっと幸せそうに笑っている




小さな眠り姫の恋のお話し