俺は、神様を信じていない。
神様に、祈る事もしない。
屈折し、夢を見る事を忘れた、少年。
あたしは、神様を信じてる。
神様に、毎日祈ってるもん。
純粋で、夢を信じる少女。
神様が居るなら、聞いてみたい。
ここに、自分が居た意味があったのか。
そう、少女に静かに言ったのは、少年の父親だった。
少女は、少年の父親の愛人。
少年は、少女に別れる様、説得しに会いに行く。
二人の糸が、少しづつ絡まり、少年の父親の姿が、優しく紡ぎ出される。
だが、『約束の時』は、残酷に二人に訪れた。
あなたは、神様を信じていますか?
夢がありますか?
どこにでも居る少年と少女の、成長物語。