君と出会うまで、僕の世界は絶望しかなかったんだ。不思議な魅力を持ち、美しい『レイコ』と、『僕』との、短い密月が始まる。残酷な幕切れをされるまで。

あの雨の日まで、僕の世界には絶望しかなかった。


そう、



レイコ



君に会うまでは。


僕の世界に、

君が、光を照らしてくれたんだ。



僕に、人を愛する事を教えてくれた。


世界で一番愛しい人。


そして




僕が、



殺した。