「好きだよ」そう言って彼は、嘘をついて私の心を壊す。誰にも必要とされない少女と誰からも必要とされる少年の甘く切ない物語
「好きだよ」
「……そ」
その言葉は嘘なのに、
嘘だと知りながら
彼の傍にいる私は
残酷、なんだろうか。
誰にも必要とされない少女と
誰からも必要とされる少年の
甘く切ない物語