MY HERO!

作者大野

 




 /、Prologue





生死なんて関係ない。


そう必死に言い聞かせるけれど、

抱きしめる温度は伝わらなくて。

すり抜ける腕が、体が、

とてつもない空虚感を感じさせる。


全てはこの特別な瞳が、

きみへのこの想いがいけないの?

ただあたしは純粋に、

きみに恋をしているだけなのに。

ただ、彼がこの世に存在しないだけで

この想いの全てを否定しなければいけないの?


全部全部ひっくるめて、

きみという存在を想っているのに。