/、Prologue
生死なんて関係ない。
そう必死に言い聞かせるけれど、
抱きしめる温度は伝わらなくて。
すり抜ける腕が、体が、
とてつもない空虚感を感じさせる。
全てはこの特別な瞳が、
きみへのこの想いがいけないの?
ただあたしは純粋に、
きみに恋をしているだけなのに。
ただ、彼がこの世に存在しないだけで
この想いの全てを否定しなければいけないの?
全部全部ひっくるめて、
きみという存在を想っているのに。