レモンのあなた。

作者れいか

あなたは泣きそうなあたしに笑顔でレモンの飴をくれたね。その瞬間あたしは恋に落ちたんだ…。

あの日、泣きそうなあたしにあなたは



「強がらなくていいんだよ。一人で泣かなくていいんだよ。オレの前ではおもいっきり泣いていいから。」



とその時あたしが一番欲しかった言葉をくれたね。



そしてあたしの手にレモン味の飴をくれたね。



今思えばその瞬間あたしは恋に落ちていたんだと思う…。