MIN

空っぽに満たされている
感情が抜け落ちたような主人公がうつろではかない言葉を
積み重ねているように見えて、それでも少しずつ確かに前
進していく姿は、凍てついた冬を地面の中で過ごし春に
なって一斉に芽吹くのを待つ、草花の命の力強さを感じま
した。
バレー部の先輩から逃れるシーンは、意外に素早かったん
だと少々驚きです。
今後の作品も楽しみにしています。