この物語は、私が現実に体験したものではないことを、最初に綴っておく。
しかし彼らは実在の人物であり、今尚現実世界で生を模索している。だからこれは物語として完成しているわけではなく、未完成の物語として今後も続いていく。
謝辞
特に、最期の最後まで兄に付き添い、愛してくれた永遠(とわ)へ。
今はまだあなたに面と向かって言う勇気はない。
しかしあなたの存在は、私にとってとても眩しく、兄はそんなあなたを最期まで愛していたのだと思います。
だからこそ、誰よりもあなたには幸せになってもらいたい。
兄はきっと、あなたにそう伝えようとしていたのだから。