箱の中の魚

作者ナツ

大嫌いだった。



お父さんという存在が。




どうしてかはわからない。



ただ、

父親という存在を毛嫌いしていた。



馬鹿な、


本当に馬鹿な子どもだった。



もっと優しくしていたかったよ…。