スケバンラブ子

作者加里未羅

女が弱いって誰が決めた。


女だってやるときゃやるんだよ。


私の腕っぷしは誰にも負けない。


けどこの世にはもちろんか弱い女もいる。


そんな女に手を出す輩は、私が黙っちゃいないぜ。


スケバンラブ子―――只今参上!



桜庭第二高校2-C組、34番服部愛子。

口を閉じていれば容姿端麗で古風な凛々しい美人。

けれど竹刀を持たせればたちまち女を護る「スケバン部女部長」に!

そんな彼女のあだ名は「スケバンラブ子」。

愛のために戦う女。それには過去に理由があって……

愛子一人だけで「スケバン部」を切り盛りしていたが、ひょんなことで喧騒から助けた女子が、愛子に憧れ入部することに。

しかもその子は女子に見まごうほどの美少年で―――!?


スケバンラブ子の不器用なラブストーリー……開幕。