撃つのが正義か

作者広野カコ




真っ暗な視界で私が頼るのは

静寂に響く低い声。


助けは来ないと彼は言った。



「逃げるのなら壊すから」



閉ざされた世界に彼と私は

ふたりぼっち。


逃げる手段さえ無いこの場で

顔も知らない彼は愛を囁く。




女子高生 × 知らない男

- 禁 断 シ リ ア ス ラ ブ -