(仮)女男と犬の○日間

作者遥希

いつ消えるかわからない命の灯火を

俺は涙を流してただ見ているだけ

視界には苦しむ姿を消すように涙が

視界をぼやかした

大切なものに気づくのは

失ってから

もしくは失う直前

俺はすべてを馬鹿にして

現実を見ていなかった

俺の一週間後、一年後は真っ暗


田舎に暮らす自称FTMと

あと一週間しか生きられないと申告された犬の話