いつ消えるかわからない命の灯火を
俺は涙を流してただ見ているだけ
視界には苦しむ姿を消すように涙が
視界をぼやかした
大切なものに気づくのは
失ってから
もしくは失う直前
俺はすべてを馬鹿にして
現実を見ていなかった
俺の一週間後、一年後は真っ暗
田舎に暮らす自称FTMと
あと一週間しか生きられないと申告された犬の話