若年性痴呆症になった梅と、それを支える恋人の陽が描く、切ない恋愛小説です。レビューいただけるとありがたいです。どうぞ、お読みください。
ただただ君を求めても
君の中から俺が消える。
もがき苦しみ愛を伝えて
記憶が消えてゆく。
愛し合った二人の記憶が。
俺は求め続ける。
すべてがイトオシイ君の身体を。