あの日のクロネコ

作者みるふぃー







「おいで」


それは、悪魔だった。


悪魔は微笑み、私を撫でる。







『にゃー』


伝わらない。

伝わらない。


けして伝わらない。





ダッテ、ワタシ、クロネコダモノ。






死んだ私は猫に転生し、飼い主は憎い憎い敵の息子。


これは、"偶然"なのですか。

それとも、神様がくれた"必然"ですか。


私に、"復讐のチャンス"をくれたのですか。