ちゃんと伝えたかった。

作者しずく




いつも不安だった。



形のない「彼女」という肩書







『飯いらねぇから。』



『あ…うん。』



知らない女に会いにいく彼氏


そんな彼氏になにも言えない彼女




ねぇ優くん?


あたしって優くんの彼女なのかな?


もう分かんないよ。