お嬢様につままれる【完結】

作者樂水

たぶん僕らは知っている その先にある事実



みんな知っている 心の奥ではずっと 


だから今は動かないでいるんだよ




それなのにそれを責める自分もいて






このままずっと僕らは独り


誰に聞こえるわけもない音を奏でて 






それすら意味が無いことと片付けるのはもっと容易で





平凡な学生とお嬢様の出会い。