four seasons

ピュア 短い中に、甘酸っぱい恋が詰まった素敵な作品でした。 リアルではこんなシチュエーションなんてあり得ないし、馬鹿らしいと思う人もいるだろうけど、今の僕らが見失っている何かがある気がしました。 物質的に豊かになって告白の仕方や恋の形も変わったけれど、いつでも変わらないモノってあるんだよね。 5つ星にしなかったのは、愛や恋は完全なものではないから、その象徴として。初恋を思いだしました。

うまい作品 感想はシンプルだ。 「うまい文章」 リズムがいい。 テンポがいい。 なにげない日常を描いた景色も心地いい。 物語は、名前を持たない「あたし」と「君」との、ちょっとしたやりとり。 そのちょっとしたやりとりが、季節ごとにひとコマずつ。 一見詩のようでもあるが、そうでもない。 きちんと小説になっている。 すくない言葉のなかに、必要な情報がすべてつまっている。 奥ゆきがあり、ふれられる、そんな作品。 どこか他人ごとの物語ではなく、読者たちはいつのまにか作品のなかにはいりこんでいる。 そんなコントロールのしかたも、ひじょうにうまかった。 短編なので、はじめてのかたでもはいりやすい。 まずは一度読んでみることをおすすめする。

目からウロコ こういうのもありなんだな！と目からウロコの気持ちになりました。短いのに、短いのに！ すぐ読めるのに、素敵な読後感。 私もいつか短編挑戦したいなーと思える作品でした。というか、しちゃろ…！///（すみません笑）