アリスの香り

作者緋路

アリスは

不思議の国の入り口に立つ。


これから起きるであろう、

不思議なことに胸を高鳴らせて。


アリスは不思議の国の入り口に

足を踏み入れた。


懐中時計を持った白ウサギを

追いかけるために。