私が恋した黒い猫。

作者めるる

「 野良猫みたい 」


そんな風に思ったのは彼をよく知りはじめてからのこと。



恋に臆病な女、槙サユリ


彼女が恋したのは年上の男性だった。


はじめて会った印象は、ただ落ち着いた素敵なオトナの男性。

若いサユリには十分魅力的すぎる条件だった。



きっかけは一通のメェル。

いつだってそうだった、彼とのきっかけはメェル。


「 この関係を

 後悔だけはしたくない。。。 」




22歳のOLサユリの、長くて儚いラブストーリー



【 わたしが恋した黒い猫 】




……彼は、猫みたいなひとだから。