生く末‐IKUSUE‐【完】

灰色の、明るい未来 構成と文章力が素晴らしい作品です。 　テーマもしっかりと感じられて、先が気になる展開でした。 　まず、しっかりと裏打ちされた近未来像に驚きました。 　近未来物は、設定にブレがあると興ざめしてしまうものですが、この作品にはそんな感じは見られません。その設定を上手く生かした内容です。 医師、教授、サラリーマン 　それぞれのリンクが絶妙です。 　最後、医師の決断に希望を見た思いがしました。

とにかく深い 魅力あるキャラクターに斬新なストーリーが素晴らしいです！ 健一さんの苦悩が手に取るように伝わってきました。 冴木さんの死にも、最後の結末にも深く考えさせられるものがありました。 とにかく深い作品だと思います！

少し先だけど 作品、読ませていただきました。 難しいことは分かりませんが、人が死ぬ場所から死なない場所へ世界が変わってしまうのは、いつか私たちも経験すると思いますね。 その死なない世界だからこそ、健一さんによって家族が死を知った… 悲しい結末で、人が死から逃れられないのはずっと変わりませんでした。だからこそ、この作品に何かを考えさせられるのだと思います。