「別れ話はしない」

   「別れ話は聞かない」

 そんな儚い約束。

 今、私は君と愛し合った

 学校、部屋、帰り道、メール、携帯の着信履歴

 を見て君との思い出に浸っている。


 この小説を書き終わったら最後に

 私は君を記憶へと変え、

 私は君を過去へと変え、

 新しい恋もします。


 そしてあのビンをずっと二人で行きたかった

 海へ...