香澄月の香る僕旅

作者白也

~香澄月の香る僕旅~


僕が朝目覚めたときには、君はいなかった。


君が最後、僕に宛てたメール。


“おはよう、そしてさよなら。でもまだバイバイしたくないよ。まだ、遣り残していることたくさんあるの。死にたくないよ。”


これが僕旅の始まりだったのかもしれない。