「未由ー!この部屋があんたの部屋だよ」
お母さんの声につられて、私ゎ元気よく部屋へ駆けた。
「ここが私の部屋?」
「そうだよ。ここでお勉強をしたりお友達を呼んだりできるんだよ」
5歳の時、私ゎ父親の転勤でこの街に越してきた。
今まで住んでいた所ゎ一軒屋でゎあったが、とても古く部屋数も少なかったので、私も母も、この引越し先の新築マンションゎまるで夢の城のようだった。
『今日から何か新しいことが始まりそう』
私の胸ゎそんな希望に満ち溢れていた。