血(アカ)に飢えた頃。

作者瑠衣

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私が彼を待つ日は一生来ない。


なぜならば、私は彼を殺してしまったから。


この手で、ゆっくりと…。


彼が苦しみ、喘ぐ様を何の痛苦も感じずに。



私 ハ 魂 ガ 欠 ケ タ 失 敗 作 ダ カ ラ 。


博士は私を見ても、侮辱するような目つきにしかならない。




―――――私はイラナイの。


ねぇ、博士?


どうせなら壊してくれればいいのに…。