赤と青と君と。

作者みー




青い、なぁ………





手の届きそうなくらい大きくて眩しくて

苦しくなるほどあたしを照らすから

手を向けるけどそれはあたしの手のひらに

隠れちゃうほど小さくて、遠い





掴みたくて潰したくて、

夜なんかなくなってしまえばいい。






何もかもどーでもよかった


あれから5年。ずっと私は笑ってたよ。



壁の茶色。床の赤。上の黒。

窓から差し込む、青。



避けて避けて避けて

怖くて怖くて怖くて逃げた





それでも笑った。どーしても守りたかった。