キミに捧ぐ深紅の血

作者― sai ―





「俺と《契約》しろ。」




冷たい雨の降る中、冷たい瞳をもつ彼に私は






『契約…する…から…助けて、よ…』




その瞬間、微笑んだ彼は

月に照らされて、とても美しかった――…