まだ8歳だった私は純粋で
姉が大好きで 姉を信じた
あの日々
そして10歳になった私にかかえきれない事実
そうして私は独りになる
あの日々に 帰ろう――
あの日々に 戻ろう――
そう願い続け 私は姉の進んだ道を
繰り返す
いつしか私は
私の知っている姉の年齢を超えていました
私の 知っている 姉―――