銀の羊の数え歌

作者叶 佳人

施設職員の僕と、そこで預かる知的障害者、柊との物語。けれど動き出した僕らの感情の先は。あまりに哀しい結末を迎えた。

知的障害者を預かり、自立を目指すための授産施設に就職が決まった僕は仕事本番前に、研修のためある施設へと足を運んだ。そこで僕は柊由良という、一人の女性と出会う。静かに動き出す純愛小説。