枯れた心の行きつく先

作者稀衣。

誰にだって、


言いたくないこと隠していること


そんなことの1つぐらいある。



だから、


私の枯れた心に秘めた


まだ潤っていた頃の思い出なんて


思い出したくもない。


なんせ、


私の心は行く宛もなく


ひとりでは生きていけない


弱く、脆く、そして



―枯れた人間だから。