◆†姿無き君†◆

作者†緋色ぁぉぃ†




「あなたを愛してる…。






狂おしい程、愛しくて、


あなたのためなら




何だって出来る…。







だから、お願い。






あなたの自由を、わたしに下さい。






かならず、幸せにしてあげる。






わたしなら、



あなたのことを、



何があっても






愛してあげられる。






だから、お願い---……。」











---「願い」は、届いた……。






あなたの、歪んだ愛情---。




あたしの耳に、ちゃんと聞こえたわ……。






---ほら、


その本を、開いてみて……。






誘うように呟いて、あなたの


「願い」を叶えるチャンスをあげる。






---さぁ……。






扉が、開く---……。