学生の高田は女性誌のライターのアルバイトにあけくれる毎日。
それなりに充実していた毎日を送ってはいたが、心の中ではこのまま社会に出る自分に違和感を感じていた。
そんな時にモデルである香とスタジオで出会う。
話すきっかけさえ見出せずその日は終わってしまったが、後日、大学のキャンバスで偶然二人は再会する。
自然に惹かれあい、友人として付き合う二人だが、いつしか友人以上の感情を持っている事にお互いが気づく。
しかし、香のアーティストデビューを機に想いとは裏腹に遠いていく二人の距離。
大学を卒業し、プロのライターとして軌道にのってきた高田だったが、香の事は常に心にひっかかっていた。
そんなある日、香の失踪の記事をテレビで知る高田。
必死で現実と向き合う若者の姿を高田と香という二人の登場人物を通して思うがままに描いてみた。