ひこうき雲【完】

作者りぃ

初恋は、ひこうき雲の向こう側。あたしは、初めての想いに迷いながら、一生懸命に君を好きになった。

――初恋の想い出は

       ひこうき雲の向こう――


どんなに離れていても

あの頃のあたしは信じていた


キミが前と同じ笑顔で

また一緒に笑ってくれるって


でも想い出はやっぱり遠くて

ひこうき雲のもっと向こうで…


白くて、ほんのりピンクで、

淡い淡い

あたしの初恋は

幼いあたしが

一生懸命繋ぎとめた

一つのココロ