舞台――そこは航宙民間都市船「スターヌァ」、夢のような希望に包まれていた、そう、過去形で幸せであった宇宙船「スターヌァ」に、ある、『ガンダム』にまつわる、辺鄙で矮小な世界が中心である物語。
そして主人公。――彼の名は伏せる。(なぜ?) いや、名は明かしておこう。彼の名はインンジュラシァ・ポトール。右腕を初めに機械へと改造手術し、また全身のうち、88%を機械化した改造人間だ。