僕らのあかいいとは透明で。

作者千加。

「本当は…」なんて言葉が、ボクらにはよく似合う。
ボクらのあかいいとは…たまに透明だから。

「本当は…」


そんな言葉がボクたちには


よく似合う。




素直になれる人なんて

ほんの一握りで。




いま

目の前に広がる赤い糸は

あまりにも

曖昧だった。









本物の愛の色が赤色で


見せかけの愛の色が


透明だとしたら。




ボクらの中に透明の糸は




何 本 あ る ?