僕と彼女は、二人で偽りの王国を作った。そこは何もかもが偽りで、真実なんてどこにもなかった。
でもそこは、僕らにとっての楽園だった。
大切な彼女とともに過ごせる、かけがえのない楽園だった。
戦乱や陰謀、そして絶対的な絶望にまみれながら、僕らはここで『生きて』ゆく。
彼女は、僕が護らないといけないから。
~ただいま連載中~