この恋に説明がつかない!【完】

作者柚夏

憧れていた人は憧れた会社の社長だった。
その人に憧れてこの会社に入社していつも近くで見ていた。
憧れがいつしか恋に変わって、そんな時に婚約者がいることを知る。
そんな時逃げるようにずっと私を好きだと言ってくれた人に甘えて恋を忘れようとした。
泥沼三角関係ストーリー。

大学の就職説明会で来ていた人に憧れた。


自分の仕事に誇りと自身を持っていてそんな姿に惹かれるように。


前でハキハキと話す貴方が格好良くて


私もそんなふうに働きたいって。


そう憧れていた貴方はみんなに見せる姿と私の前での姿が違った。


恋愛なんて面倒だと思っていたし


貴方なんか好きにならない。


恋愛しないと思っていたのに、もう手遅れな時に貴方が好きだと気付いた。


酷くて優しい貴方を忘れたい。


身勝手な気持ちで傷つけてはいけない人を傷つけて利用した。


そんな私もまた酷い人間だった。