美人上司にいいようにこき使われ、必死に頑張っていた主人公は残業後上司の不倫現場に出くわし、自分を道具のように使って嗤っていることを知る。自棄になった主人公に女神が異世界転生を提案し、主人公はチートとイケメンになることを条件に転生する。
しかし、転生先はなんと桃太郎だった。農作業を強いられる桃太郎は「オーガ島」でオーガ退治をすることを口実に村を出る。
山道でオークの群れに襲われている馬車を助けると、それは絶世の美女のかぐや姫で思わず惚れてしまう。彼女も転生者だったが、なんと中身はオッサンで、いきなり失恋してしまう桃太郎。
かぐや姫は、ここは竹取物語ではなく悪役令嬢モノであり、男の身体に戻してもらうために月にいる女神様に直談判に行きたいと言い、桃太郎は渋々承諾する。
犬、猿、雉の魔物と戦い、家来にした桃太郎はオーガ島を攻め滅ぼすが、オーガ島の影の支配者は空間を操る世界の管理者でかぐや姫を奪われてしまう。
桃太郎は月へ行って女神にかぐや姫を奪還してもらう。
かぐや姫は男にして欲しいと願うが女神は桃太郎と交換なら良いと言う。
桃太郎は悩みながらも受け入れ、新たにかぐや姫となって悪役令嬢の世界を圧倒的な力で制覇し、女としての人生に快感を感じ、仲間と共に自分らしい生き方を手に入れる。