最期の日 〜もうひとつの愛〜

作者織本紗綾

 
 壊れる事のない超高性能ロイド──人間の生み出した怪物は侵略戦争を起こし、今まさに人間に取って代わろうとしていた。

 人々は、奪われ、虐げられ、苦しみ喘ぎ死んでいくしかない。

 “屈辱を人間に”

 人間の都合で生み出され、弄ばれたあげく壊され無残に捨てられる──合言葉にはロイドの憎しみが…


好きは凶器


愛は弱みに


明日


世界が消えてなくなるなら


ただその胸で眠りたい