この光の眩しさを、希望とは呼ばない

作者守木みか

世はコロナ禍。学生たちは暇を持て余していた。中学の入学式が中止になった薫も、その1人だ。このような人のために開いている図書館に立ち寄るが……
別れしかなかった春に訪れる、二人の出会いの話。




全て、手のひらから落ちていった。

もう、元には戻らないことも知っている。



でも、この光は一生忘れないと思う。ずっと、自分の中に残り続けるのだ。