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2021年3月17日
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【愛して欲しい】と願うことは、罪と思っていた――。
氷の心を溶かすには、
/妃沙
日向紬は突然、婚姻話が持ち上がったことに驚きはしたが、拒絶はしなかった。しかし、いざ婚姻届を出して相手の人と顔合わせをした瞬間、全てを否定された。 彼――朝比奈翔は一年間と言う期間を設け、その後に離婚するとまで宣言されるが、紬自身はそれに対して否定も肯定もせず、ただ黙っていた。 そんな自分の意見を言うことのない紬に苛立ちを隠せなかった翔だったが、紬と強制同棲していく中で少しずつ気持ちが変わっていく。 これは、そんな二人のすれ違いや勘違いから始まる切ないストーリー。
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