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「あの、さっきから探しているんですけど、どこにもいないんです」「またなの?」「はい、すみません」 ザザッと雪の落ちる音がする。「馬小屋は?」 ザザッ。「見ました」「薬草園は?」 ザザッ。「いません」「台所でつまみ食いしてるんじゃないの?」 ザッ。「そこにもいないんです」 ザザ―ッ! いくらなんでも落ちすぎだろうと窓の外を同時に見た3人は、滝のように降ってくる雪と共に、燃えるような赤い髪の娘が落ちて来るのを見た。