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「なぁ 香蓮

お前ぇにとって 敵わない相手でも

俺からすりゃ 脚だけで排除できる
虫けらみてぇな相手だ」
「ッツ…」

「どうする?

俺に 守られてみるか?」
コクリ頷いた香蓮だが

「お前ぇ 本当にわかって頷いてっか?

俺はボディガードじゃねぇぞ?」
「へっ?」

「見返り無しに 守ってやるほど偽善者じゃ無ぇ」
「わ たし は 何を 返せば…」

「そうだな…

全力で俺を愛せよ

俺無しじゃ生きれ無ぇってくらいに
俺だけに依存して 俺だけを愛せ」
「ッツ… それ だけ でい いの?」

「それだけ か
一番重要な事だろ

俺が 何より一番に
お前ぇを守りてぇ

俺の全てをお前ぇと共に

そう思えるくらい

俺がお前ぇを愛せるように
お前ぇも 俺を愛せ」
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