海が大好きな9才のジン。将来は父と同じ仕事をするのを楽しみにしていた。
でも、ある日を境にジンはいなくなる。そして、元々居なかったように扱われ、忘れられていた。
みゆ、翔、武、あき、健は仲がいい同級生。
いつも一緒に遊んでいたが、大きくなるにつれ、翔だけが離れ始める。
翔と武は幼馴染たちに言えない秘密があった―――
ジン
この海とこの空は、僕にとってすべてだった
目に入るものが小さな世界のように一つの星になって
僕はその星のなかで生き続ける
みゆ
今日もまた空回り
私はあいつとの賭けに、負け続けている
翔《かける》
こんな世界なんて、大嫌いだ。
俺は、俺たちは、あなたにとって『要らない子』でしたか?
※この作品は「隣にあるもの」をより詳しく書き直しシリーズ化しものです。
※この作品は性描写をふくみます。苦手な方はご遠慮ください。自己管理でお願いします
※この物語はフィクションです。登場する人物、団体は存在しません。
また、描かれている犯罪、違反行為を推奨するわけではございませんが、一部そのような表現がございます。ご注意ください